朝、きなこの様子を見に行くと、便が出てませんでした。
いつもは部屋中に糞があるのに、この日は全くしていませんでした。
おかしいなっと思いましたが仕事があるので出かけました。
夜改めて確認すると、朝にあげたご飯も手つかずで糞も相変わらず出ていません。
これはさすがにおかしいなと、グーグル先生に検索すると・・・
「うさぎの鬱滞」という言葉が出てきました。
その病気を調べてみると、色々な事情で消化が出来ないとこのような状態になるそうです。
さらにいろいろ読む進めると、「草食動物は一日中食べてないと死ぬ」とか「すぐに病院に連れて行ったほうが良い」とか、かなり慌てさせるようなことを書いてあります。
時刻は22時で病院に行くか悩んだのですが、ブログにマッサージで改善したという記事もあったので、おなかのマッサージをしてみましたが、便はでそうにありません。
すでに時間は0時を回っていましたが、もし朝起きて万が一のことが起きていたらと思い、病院に行くことにしました。
調べてみると、比較的近くに夜間の救急の動物病院があったので、電話して、向かうことにしました。
病院につき、診察が始まると「うさぎの鬱滞」ではあるが、まだそこまで重くはないので、点滴だけにして、行けるなら明日病院に行ってみてくださいとのことでした。
点滴は静脈注射ではなく、背中の皮下に注射して、徐々にしみこませるという方法でした。(静注は時間がかかるそうです)
ちなみに、診察は1時から2時くらいの時間でしたが、獣医師さんの対応はとても親切でした。
翌日かかりつけの病院に連れていくと、まだ脱水だということで、皮下への点滴と共生給餌(注射器をつかって口腔内にエサを入れる)を行い、おなかを動かす薬をもらいました。
しかし、この病気の治療は、1か月くらいかかることもあるため、また、2,3日後に病院に来てくださいとのことでした。
お薬は、うさぎをタオルでくるんで顔だけだし、注射器であげるとのことで、きなこはだっこ嫌いで結構暴れるので、タオルに包むまでは大変でしたが、包んでからは問題なく薬をあげることができました。
ちなみに、数日後にわかったのですが、この薬はおいしいらしく、タオルで包まなくても口元にもっていくと勝手にくわえる・・というか、注射器ごと噛んで持っていこうとするくらいお気に入りになってました。
徐々に小さいサイズの便が出るようになり、パセリやティモシー等は少しずつ食べるようになってきました。(便が小さくなるのも鬱滞の特徴らしいです)
2日後に改めて病院に行くとまた点滴と強制給餌を再び行い、1週間後くらいにもう一度来てくださいとのことでした。
しかし、それ以降、きなこの調子は見る見る良くなり、ペレットも以前のように食べるようになってきたので、別件で病院に行ったときにその旨を伝えると、とりあえず受診する必要はなくなりました。
明らかな原因は分かりませんでしたが、こたおがきなこに吠えることも多く、喧嘩もするし、こたおがきなこの糞を食べてしまったりするので、きなこを部屋から出す機会が減ってしまっていたことも原因かと思い、それ以降、きなことこたおの部屋を分けることにしました。
医師によれば肉食動物と草食動物では難しいことも多いとのことでした。 本当は二人が仲良くするのを期待していたのですが、 残念ながらしばらくは離れ離れで過ごすことにしていきます。